▲75

彼女と喧嘩した。
試験が近いから、二ヶ月前から会わなくなった。
昨日から、受験関係のこと以外めーるしないと。
したら怒ってくれと。

で今日早速、ネットの掲示板で友達に
なりたい奴がいるけどどうかな？みたいな
ことをきいてきて、試験をなめてんのかと一喝。

そしたら急にメール受信拒否された…

こんなに応援して気づかってるのに、
こんな風になってしまうのは悲しい。

喧嘩をすると、どんなときも愛し合ってるから
それだけは分かってて、なんて丸くおさまるけどさ
さすがにあと二ヶ月着信拒否てどういうことなんだろう。
確かにおれも言い方きつかったかもしれないけど。
どうでもいいんだろうか…ふたりの関係なんか。

いまおれが彼女にできることは、
合格を祈っててあげることだけだ
でも…こんなことされるとさすがに凹む。
今日はオナニーするしかない。

▲７７

研修生以外は全員おれの進路を知ったようだ。

まあ正直今の仕事にずっとぶらさがってる人たちは腐ってるからな。
退職は正しい選択だったと思う。


最近は音楽を聴いていると楽しい。
ひとつひとつの音に新しい発見がある。
今までどんなザルな聞き方してたんだろう。
若いときに聴いていた染み付く感じとは違うけど、
絵画をまじまじと鑑賞するような、そんな感じ。
たのしい。幸せ。

▲７９

なにやら皆がやさしい。表向きなのか？？

まあ関係ない。おれはおれの仕事をやりきるのみ。


上司から、引き継ぎの関係で４月末までのばしてもらうことはできないか？と聞かれた。


いま色々職探しを始めたところで、大抵は４月からの仕事ばかり。
４月ちゃっちゃと引き継ぎ終わらして、あとはゆっくり引っ越しもいいよなあ。

岩手は今年大雪が続きます。
最後に良い世界をみせてくれてるのかな。

▲８０

かなり遅れたけど、今日が仕事初め。

朝ミーティングで支社長が皆に、おれが３月末で退職することを伝えた。
一番おれに期待をして見守ってくれていたベテランのＹさんは、
まったく予想していなかったのだろう。
絶句していた。

その顔を見た瞬間、すごく申し訳なく思った。
死ぬほど努力していたこともあり、周りにはおれを支えてくれていた人がたくさんいる。
「じゃがーさんのがんばっている姿見たら、力を貸したくなった」ってキャンペーンを一緒に乗り切ってくれたり、
法人工作も第一線で力を合わせて頑張った。

お客さんも代理店さんもみんな不器用だけどとにかく頑張ってたおれを評価してくれてた。
退職するって皆に告白して、これからもあの哀しい顔も見なければならないと思うと
心が折れそうになる。
せっかくこの支社は、この会社の評価は、すこし良くなってたのに。
自分の力なんか屁みたいなもんだけど、
その屁に力を貸してくれたたくさんの人に申し訳ない。
みんな、ごめん。

▲８１

酸ケ湯温泉で一泊。
道中は悲惨だった。
岩手を出たのが１４時、青森の黒石インター出たのが１６時くらい。
そこから１時間もかかった。
酸ケ湯温泉までの道中吹雪いて前はまったく見えない・しかも除雪がほどんどできていなくて
まっすぐ進むのもやっと・・・車も２０キロも出ないくらい過酷。
良く考えたらこの日（１月９日）は青森すさまじい雪が降ってた悪天候の日だったんだよな・・・

結局日中にゆっくり湯につかるというのはできず、１７時についてざぶんとひとっ風呂。
やっぱり酸ケ湯はいい。
身体にしみわたるよ。
いろんな考えやしがらみ・感情に凝り固まっていた心が身体とともにほぐれていくのが自分でもわかった。

晩御飯食べて、持ってきたアコギを（Nick Drakeとか七尾旅人あたり）小さな小さな音でつま弾き、
目をつぶってガスストーブの温かな８畳部屋で一人この「何も無い」瞬間を味わっていた。
僕の部屋は湯治エリアだったので自炊していた人も多く、その生活感あふれる音を聞くのも幸せだった。
誰とも話さなかったけど、ひとりじゃなかった。
そのあとまた１時間ほど入浴、さらにまた入浴。
翌日４時に起きてまた入浴、ご飯食べてまた入浴と５回入浴。

このあたたかでほぐれた自分の心と身体を反芻するように、何度も何度も湯に身体を入れては幸せに浸った。

気負って色々やろうとしたけれど、結局なにもなし。
それでよかったのかもしれない。
音楽をやる。
これだけでよかったんだ。
そして職はおのずと見つかるはず。
ただし向こうから足をはやして向かってくるわけではない。
神経を敏感に、己を鋭く研ぎ澄ませる。
そうすれば鋭い目できっと適職を見つけられるはず。

▲８２

あと８２日。

今日は青森の酸ケ湯温泉にひとりで行ってくる。
８畳の個室にひとりで泊まる・・・なんかすげえ贅沢だな・・・

東北地方の雪道を車で走ってると、エレファントカシマシの「生活」がすごく合う。
雪は空間的、意識的両方の雪であると認識する。
己を見つめなおし、解を導き出すにはいいところだろう。


かつて教職課程を履修したこともあり中学・高校の英語教員免許もってる。
いま音楽をやるってことしか決まっていない。

公務員をやりながら、１７時あがりでそのままライブって生活もいいかなと思うけど、
たかだか４年しか勤めていないという事実を面接官はどう見るだろう。
（ただし４年間は漫然と仕事をしていたわけではないので中身は濃いが。）

３０歳まではフリーターやって音楽、って思っていたけど、
バンドメンバーが脱サラしないと土壇場で方向転換。
一昨年の秋、おれとバンドやりたいって言ってきたのはなんだったんだよ。
去年の冬、就業３年でやめたいからあと１年待ってくれって言ったのはなんだったんだよ。
バンドってこういうがっかりがある。

自分ひとり、死に物狂いでやろうとしてもそれにメンバーがついてくるとは限らない。
今回はまさにそういう「足の引っ張り」にあっている。
現実を見ればさ、確かに生活大事だし、じゃあただ仕事やめて音楽だけやるってったって
バイトに忙殺されるんじゃないのみたいな突っ込みもあると思うのよ。
音楽って結局は水商売だし、知識を蓄え年数稼いでもそれに売り上げが比例するともいえない。
しかもおれの音楽はマイナー音楽。
でもそれを知った上でのバンド再結成だったし・・・この時期でそのような行為に出られたのは非常にショックだった。
でもおれは人員補充の関係で１０月には退職する旨会社に報告してしまっている。
まあメンバーの所為にするわけではないけど・・・やっぱり腰抜けかよ、というどろどろしたキモチがぬぐいきれない。
おれは汚い人間だ、とも思うけど・・・一緒に決起して決めたことじゃん・・・
でも、メンバーの「来年、３年後のビジョンは何か」という問いにすぐ答えられなかったのも確か。
この質問も、実にビジネスライクで精液野郎の好きそうな言動だけどね。
３年後にフジロックにでたい、というのはあるけど、収入面は厳しいだろうね。
己を信じて、ひたむきに毎日をべストに過ごすくらいしかできないんじゃないだろうか。
てか、そんなことを聞いてお茶にごして、自分の腰抜けを隠そうとするメンバーに嫌悪すら抱いた。

言われたのが１月４日。
そこから色々自分なりに考えていたけど、
七尾旅人さんみたいに基本的にピンでやって、いろんな人と関わっていく、みたいな活動のしかたもいいよなと思いだした。
あくまでも今のバンドは自分の活動の一つ。
この身体ひとつでやれる音楽も追及。
そうすれば、メンバーの後ろ向きな言動にがっかりしなくてすむ。
運命を共にする不安みたいのも少なくて済む。

音楽をやっている人たちにはいろんな生き方がある。
①定職を持ち、趣味程度にたまに音楽活動
②おもに音楽活動、フリーターとしてバイト
③おもに音楽活動、仕事もミュージックバーみたいな。
④おもに音楽活動、親の脛かじり

３０までは①なんていう動きづらい生き方じゃなくて、やはり②③で勝負したい。
④は論外。

東京に来て、どんな仕事をするのか。が今の自分の考えるべきこと。
青森の温泉に一泊し、熟考する。では。

▲８３

脱サラカウントダウン、あと８３日。
埼玉出身、東京で就職。そのあと岩手に転勤。
３月末で丸４年働いた会社を脱サラ、その後上京し音楽に生きる予定。

仕事自体は収入も良く、また社内外ともにそこそこ高い評価を頂いていただけに仕事関係者にはかなり退職を反対されているが、これはおれの生き方だから。

なぜ平成大不況の中、安定した生活を捨て、しかも音楽という一般的に見たら社会的地位も安定性も全くない住処を選んだのか。それはずっと夢見てきたから。

座右の銘「人生やるか、やらないか」

do or do notの選択を迫られたとき、doを選ぶ自分でいたい。
いま２６だけど、これまでの人生で一番大きな決断を伴うdoだったと思う。
死ぬときになにかもやもやを抱えたまま死ぬのはいやだ。
いろんなリスクを伴う判断から逃れ、刺激を失った脳がやせ衰えてボケて生きてるんだか死んでるんだか分らん人生を送るより、思い出だらけ、色だらけ、ショックだらけの人生でいたい。

このブログは、おれのこれからの人生を描く。

これからの人生は、おれの命を賭ける。